個人でレンタルできる!キッチンカーで開業する方法について解説

飲食業を始めたいと考える方にとって、テイクアウトが中心のキッチンカーを使うビジネスには多くのメリットがあります。とくに初期費用が小さいこと、手間があまりかからないことなどは、個人で事業を興す方には大きな利点でしょう。しかもキッチンカーをレンタルすれば、これらのメリットをさらに大きくできます。個人でキッチンカーのレンタルを考えている方向けに、具体的にどのような利点があるのか、そのために必要な資格、レンタルの手順などを今回はまとめました。

1. キッチンカーは個人でもレンタルできる

法人ばかりでなく、個人でもキッチンカーのレンタルはできます。レンタルをして、開業までに何をすればいいのかを見ていきましょう。

1-1. キッチンカーで開業するときに必要な資格

キッチンカーは食品を販売する車両です。そのためキッチンカーで開業するには、取得しなければいけない2つの資格があります。

まずは食品衛生責任者の資格です。これを取得するためには、食品衛生協会が実施する食品衛生養成講習会を受講する必要があります。この講習会は都道府県ごとに行われていて、受講すれば1日で資格が取得できます。また調理師免許をもっている人なら、講習を受けずに、書類申請のみで食品衛生責任者の資格を取ることが可能です。

次に必要なのは、自治体の保健所が発行する飲食店営業許可です。キッチンカーで販売する地域を管轄する自治体へ、この許可書の発行申請を事前にしておかなければいけません。キッチンカーの中に衛生管理上必要な消毒液や石鹸があるか、運転席と調理スペースが区切られているか、シンクに十分な深さがあるかなどが保健所にチェックされるでしょう。すべての点検ポイントをクリアしていると認められると、飲食店営業許可が与えられます。

1-2. キッチンカーのレンタル方法

キッチンカーを個人でレンタルするおおまかな手順は、次の通りです。まずは食品衛生責任者の資格を取得しておきましょう。そして契約するレンタル会社を選び、希望するキッチンカーのレンタル予約をします。その次は会社への入金です。レンタルするキッチンカーについて、該当の保健所に飲食店営業許可を申請します。これが取得できたら、それを会社に提示してキッチンカーのレンタル契約成立です。あとは希望日にキッチンカーを受け取って営業開始です。

2. 個人がキッチンカーをレンタルすることのメリット

個人で飲食業を営むときに、キッチンカーを使うこと、またそれをレンタルにすることで得られるメリットをご紹介します。

2-1. 初期費用を抑えられる

費用面から考えると、キッチンカーでの営業には大きなメリットがあります。そのうえそれをレンタルで使うと、初期費用をさらに抑えることが可能です。

飲食業を始めるとしても、実店舗を持とうとすると、多額の準備費用が必要です。敷地を確保する資金、店舗の内装工事費、キッチンや調理器具などの備品を揃える費用などが最低でも必要になります。これに比べれば、敷地を必要としないキッチンカーでの営業は、かなり少ない費用で始められるといえるでしょう。そのうえ1人で営業すれば、ホールスタッフなどに支払う人件費はその後もすっと不要になります。

それでもキッチンカーを購入するのであれば、それなりの初期費用は必要です。車両の購入費以外にも、扱う食品に合わせてキッチンをカスタマイズしたり、冷蔵庫などの電気機器を買い揃えたりする必要があるからです。しかしキッチンカーをレンタルすれば、車両の改造費や必要な備品の購入費などは不要となります。自分好みにカスタマイズする余地は小さくなりますが、初期費用を節約したい場合は、キッチンカーのレンタルがもっともお得です。

2-2. 食品営業許可を取りやすい

キッチンカーをレンタルするのであれば、食品営業許可を取得するときに、レンタル会社からアドバイスをもらえるケースが多くなります。

食品営業許可は、営業地域を管轄する保健所から取得するものです。保健所のチェックは多岐にわたります。しかも保健所ごとに点検項目に違いがあるので、個人の力では申請が簡単に認められないことは珍しくありません。しかし実績のあるレンタル会社は、こうした情報をもっています。どの地域で、どのような販売をしたいと相談すれば、食品営業許可が取れるように設計されたキッチンカーを、レンタル会社はすすめてくれるでしょう。

3. 個人がキッチンカーをレンタルするときに注意すること

個人でキッチンカーを借りるのであれば、予定は早めに立てること、車両を受け取るまでの時間には十分な余裕を見ておくことなどに注意する必要があります。レンタルしたいと思うキッチンカーが見つかっても、すでに予約が入っていて、希望の期間にそれを使えないこともあるからです。また予約が取れたとしても、保健所による食品営業許可が認められるまでには、2週間程度はかかります。余裕あるスケジュールを立て、レンタル会社へ迅速に連絡をすることが、キッチンカーでの営業には必要です。

4. まとめ

キッチンカーでの営業には、実店舗をもつことに比べ、出費を低くできるというメリットがあります。さらにそのキッチンカーをレンタルで用意すれば、車両をカスタマイズする費用や時間も必要ありません。個人でビジネスを始めるのであれば、これらはさらに大きなメリットになるでしょう。余裕のできた資金や時間を、好みのレンタル会社を探したり、開業に必要な資格を取得したりすることのために充てられるようになるからです。

「有限会社 フリースタイル」は東京都立川市を拠点に、イベント運営の全般を手掛けております。私たちのサービスは、イベントの企画・運営、会場の設営、そして設営場所の仲介などです。さらに、キッチンカーをはじめとする各種機器のレンタル業務も行っています。私たちは主に首都圏や関東地方での依頼を受けていますが、遠方でのイベント運営もご相談に乗ります。もちろん、個人のお客様も歓迎です。皆様のニーズに幅広く対応可能ですので、イベント開催を計画中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ページ上部へ